コロナ禍の婚活動向
日本で新型コロナ感染が発見されて1年が経ちました。
2021年を迎えてすぐに1都3県に非常事態宣言が出され、1月14日には2府5県が追加され、自粛要請はより厳しくなっています。 ワクチンや治療薬への期待はあるものの、以前のような生活環境とは違う、ニューノーマルと言われる生活様態を模索していくことになると感じています。
結婚活動についても、コロナ禍による影響は大きく、相手探し、お見合い、お付き合いの行動に制約もありつつ、自粛や自分時間が増えていることで、コミュニティへの欲求や婚活意欲は増し、婚活需要は高まっていると見てとれます。
株式会社Parasol(本社:東京都港区、代表取締役社長:傘 勇一郎)が運営する未婚男女のマーケティング研究機関『恋愛婚活ラボ』による、婚活男女119人(男性51人、女性68人)を対象に、withコロナにおける婚活事情について独自調査(2020年10月10日(土)〜12日(月)の期間調査)には、興味深い調査結果が発表されています。
【1】婚活をはじめた時期
引用:『恋愛婚活ラボ調べ』
「2020年7月以降」と回答した男女は、「2020年4〜6月」と回答した人の「約3倍」に増加 2020年4月7日から5月25日までの期間は、5都道県に非常事態宣言が出されていた期間です。
その4月~6月の時期の婚活開始に比べ、7月以降の開始の男女が3倍近く多くなっているのは、非常事態宣言時に、独り身の孤独感や将来の生活を考えた際に、パートナーを求める想い、必要性などを感じたこと、非常事態宣言が解除され、行動がある程度自由になったことで、人との出会い、コミュニティの大切さを実感したことなどが、増加の要因ではないかと思われます。
また、リモート活用の浸透、マッチングアプリの広がりによって婚活へのハードルが下がっていることも大きく後押ししています。
【2】婚活をはじめたきっかけ
引用:『恋愛婚活ラボ調べ』
同じく『恋愛婚活ラボ』調査の2020年以降に婚活を始めた人に対しての「婚活を始めたきっかけ」では、 男女とも「自分の年齢を気にして」の回答がほぼ過半数でトップになっています。
超高齢化の現代は、30歳結婚適齢期のみならず、40代、50代、60代、未婚や離別の非常に多くの独身者がおられます。
「自分の年齢を気にして」という回答は、その各年代それぞれの人たち共に持っている動機と言えます。
また、「コロナをきっかけに婚活を始めた」との回答した人は、男性が「3.2%」、女性が「16.1%」、女性の方が「コロナ」をきっかけに将来に不安を覚える傾向であることがわかりました。
コロナによって、打撃を受けている事業(飲食業、宿泊業、観光業など)に携わっている人の経済的な不安、自宅時間が増えたことによる孤独感や寂しさ、将来への不安、コミュニティが減少したことからくる精神的な不安などが、「繋がりを感じていたい」「信頼できる相手と交流したい」「家族を持ちたい」という想いを強くさせ、婚活をはじめるきっかけになったと思われます。
独身者は4500万人(16歳以上女性、18歳以上男性 2015年国勢調査より)の現在は、婚活というワードがトレンドワードになり、一般的に衆知されてきています。 しばらく前は、結婚相談所、婚活パーティー、マッチングアプリ登録など、どちらかと言えばひっそりと行うイメージがありましたが、最近では自身の幸せづくりのために堂々と公表しているイメージへ変わってきると感じます。
現非常事態宣言下においても、安全に配慮した上で、様々な活動環境が用意されています。
私共も、その方の求める幸せづくりのため、これからも活発な結婚活動をサポートしていきたいと心がけています。
#全国仲人連合会
#結婚相談所 #ナイスアップライフ
白木香生
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