婚活なのか? 恋活なのか? 友活なのか?        ~ 婚活アプリの功罪 ~


IT、ユビキタスの進化と、コロナ禍による在宅時間の長さが相まって、昨年から、婚活アプリの利用者は急増し、さまざまな事業者が登録者数を争う状況になっているようです。


 私の周辺でも、婚活アプリ利用は増えていて、移動時や在宅時など、趣味のように検索を繰り返しています。

 アプリを利用して、流れのままに、いいねをしたり、してもらったり、メッセージのやり取りを多人数と繰り返していくにつれて、お相手人数が増え、絞り込むことに難航し、本来の、結婚相手をまじめに見つけるという目的からズレていく人を多くみるようになりました。


 会社勤務や休日の娯楽では、なかなか出会えない環境、一度にたくさんの人と接する機会は極めて少ない中、アプリの世界では、指先一つで、数十、数百単位の人を見ることができます。 見れる人数が多いということは、選ぶ段階で、自分の希望する視点が、エゴへ変わっていくことがあります。

 選べるという優越感や、たくさんの人とのやり取りになると、自分が持てはやされる高揚感に襲われることになります。 


結婚相手は、欲張ろうとも、欲張らずとも、「ひとり」にしかなりません。 

もちろん、出会いの数が多いほど、自分の理想の相手を見つけらる可能性は高いと思います。 

ただ、それは、自分が出会う人、一人ひとりへ相手の想いと自分の想いを理解し、結婚相手として望む相手かを判断した上で、次の人へ期待するというステップとは程遠いと思わざるを得ません。


 多くの人との接点が増えることで、結婚相手を求める意識が希薄になり、この人なら、恋愛対象、この人は時々の食事相手として友達など、結婚相手以外の人が増え、婚活が後回しになっている人の話を耳にするようになっています。 

 また、アプリで出会って、実際に会ってみたら既婚者だったという話も耳にします。


 今、インターネットの世界では、とてつもない出会いの数があり、これは、現実空間では不可能な数値なのだと思います。 

ヒトとしての対象数を超えるほどの件数になった時に、心の整理がつかず、混乱したり、投げやりになったり、ただの徒労感だけが残ったりしているケースは増えていると感じています。


 ヒトとヒトとのつながりを、想いを広げる出会いを、直接では難しい好感やお断りの伝達を、私たち結婚相談所は、善意の仲介者として、真摯に親身に努めることを改めて強く感じています。


結婚相談所 ナイスアップライフ

全国仲人連合会 

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