適齢期の結婚減少と晩婚化
1990年,2000年,2010年,2018年の年齢別(5歳区分)婚姻数(初婚及び再婚数)をグラフ化しました。
20代、30代前半の婚姻数減少が顕著に表れています。
一方、40代以降の婚姻数は増加しています。
総人口は2010年をピークに減少していますが、14歳以下の子供人口は1978年をピークに減少は続いており、少子化に歯止めは掛かっていないのが現在の状況です。
結婚適齢期の人口が減り続けている状況において、婚姻数が増加する可能性は無いに等しいと思います。
厚生労働白書や民間調査による適齢期年代の意識調査などでは、結婚への希望はあるものの、「出会いがない」、「経済的に難しい」、などの理由が結婚できない要因の上位になっており、これらへの対策は大きな課題だと言われています。
一方、40代以降の婚姻数は、70代以上まですべての年齢区分で増加しています。
その理由としては、「経済的な余裕」、「離婚増加に伴う再婚の増加」、「高齢化に伴う人口増加」などが挙げられます。
少子高齢化の中で、社会を活気あるものにしていくためには、出産年齢までの婚姻が増加することはとても大切です。行政機関などから対策や支援策が出されその活動は広がりつつあるようです。民間、地域においても、コミュニティや助け合いの環境が拡がっていくと徐々に変わっていけるのではないかと感じています。
また、出会いの機会がないという方々へは、婚活サービスはその解消の手段として、とても有効だと思います。
出産、子育てを終えての婚姻は、人としての幸せな生涯を願う、とても大切な心情だと思います。
生きがいや共助の想いが拡がり、心豊かで思いやりのある社会のために、出会いを望む方々へ積極的なサポートができるよう励みたいと思っています。
全国仲人連合会
結婚相談所
ナイスアップライフ
白木 香生
0コメント