婚活アプリの考察
最近テレビで良く取り上げられている『婚活アプリ』
P社のうたい文句は『累計会員数1500万人』 ※累計なので、既に退会している会員も含まれてます。 ここ数年の婚活アプリの流行は凄まじい勢いですね。
以前は、出会い系アプリと言われる「友達探し」「恋人探し」目的のアプリが全盛でしたが、現在はこれらと混合型のものも含めて婚活アプリと言われるものが主流のようです。
日本の20歳以上の独身者数は、おおまかに4000万人(2015年国勢調査からの類推)です。
男女では、女性独身者が300~400万人多くなっています。
因みに、20歳以上の総人口は、おおよそ1億人。
おおまかには、6割の人が有配偶者、4割の人が無配偶者(独身者)と、20歳以上は5人に2人が独身です。
婚活アプリは、独身者のパートナー探しのマーケットニーズにマッチしているようです。
〇女性無料など、非常に安価
〇スマホひとつで始められる手軽さ
〇希望の相手探しが可能な会員数の多さ
〇希望条件のマッチング機能など相手探しの便利さ などなど、
ハラスメント社会、新型コロナ下など、交流機会の減少などによって、新しいジャンルの婚活ツールとして、今に合ったサービスと言えるようです。
目的や対象によって、サービス、システムも増え続けており、最大会員数P社を始め、
〇結婚相手探し
〇恋人探し
〇友達探し
〇やり目(ヤリモクと呼ぶようです)
という目的別、
〇20代~30代結婚適齢期対象
〇アラフォーなど離婚者対象
〇アラフィフなど子育てを終えた世代対象
〇60代70代の生涯パートナー探し対象 など
対象別サービスがリリースされています。
※結婚相手探し以外のアプリは婚活アプリには該当しないのですが、WEB検索では非常に多くのアプリが紹介されています。
「盛況の婚活アプリ、その問題点について」
登録と同時に、たくさんの ”いいね” を受け取り、それぞれのプロフィールをワクワクしながら閲覧し、お気に入り登録。 メッセージのやり取りへ展開。
この『たくさん』に問題が潜んでいるようです。
人との出会いは「一期一会」、「礼に始まり礼に終わる」と言われるように、こころのつながりを大切にするからこそ、出会いからその後の素敵な関係が築けるものなのですが、 『たくさん』の人を同時に把握できることで、
〇人と人の感覚が薄れてしまう、
〇不健全な心理に陥ってしまう、
〇人としてでなく、数として認識してしまう恐れがあります。
人と接することは、心の交流なので、良い気で元気をもらうこともあれば、辛い気で焦燥することもあります。
とてもエネルギーを使う所業なのですが、
『たくさん』になることで、そのエネルギーを避けてしまうようになり、 自己防衛に近い行為が、人を数と見なす、礼を省略するように見えてなりません。
次から次へ切り替えていけるマッチング機能、相手検索は、そうした人としての大事な部分を失ってしまう危険性をはらんでいると思います。
遊び相手目的の場合、その割り切り(自分本位の選択)スタイルの人達が主流なのかもしれませんが、真剣に婚活している人ほど、礼のない交流(突然のブロック)には傷つき、自己不振を招くほど大きな痛手になります。
人それぞれに、対人スタイルには個性があるので、それでも傷つかず、次を目指せるタイプの人には、このようなアプリ利用は、とても有効なツールだと思いますが、真剣度が高く、ひとつひとつに真剣に向き合う人にとっては、辛いツールになってしまいます。
もちろん、礼には礼、常に人と人のお付き合いの心根で利用される人も多いと思っていますが、全体の中では、『たくさん』によって麻痺してしまう人が多いように思います。
婚活アプリの利用の際には、自身のそうした負担もあることを踏まえた上で、一期一会の心でその便利さを活用してもらいたいと願います。
人を数として見なしてしまう(「面倒くさいから雑にコメント」「挨拶なくブロック」)ようになると、出会えるのは同様なタイプの人になってしまうような気がします。
〇まずは自身の目的に合う婚活アプリを選択し、
〇登録時の自身のプロフィールは丁寧に
〇希望対象をできる限り明確に
〇お相手をイメージして心を込めたメッセージを
〇メッセージ交換後に違うと思うお相手へは礼儀ある終わり方を
心がけることが大事だと思います。
結婚活動を目的とする人は、
〇身分証明証の提出
〇独身証明書の提出
〇卒業証明賞の提出
〇収入証明証の提出
を義務づけている婚活アプリ(サービス会社)を選択してください。
これら証明不要の婚活アプリでは、既婚者の登録はありますし、悪意のある人(詐欺目的など)の登録もあり、危険度が高いことを認識する必要があります。
結婚活動のサービスは、
〇婚活アプリ
〇婚活パーティー
〇結婚相談所
大きくはこの3タイプ
それぞれに多くの事業者がありますが、登録から直接相手とやり取りをする婚活アプリと、間に担当者(コンシェルジュ、カウンセラー、仲人など)を介する婚活パーティー、結婚相談所とに区分できます。
※最近は婚活アプリの中でもコンシェルジュを用意し、WEB上でサポートなどを行う事業者もあります
直接やり取りをする婚活アプリの場合、相手と起こるトラブル(約束の不履行、ストーカーまがいの行為、中傷など)は自己責任によるものとなり、精神的に負担になるケースが多くなることを覚悟しておく必要があります。
一方、担当者(結婚相談所の場合は仲人と呼ぶ場合が多い)を介する婚活パーティーや結婚相談所の場合、お相手候補、お見合いセッティング、お断り連絡、交際連絡など、負担のかかる場面で仲人が対応してくれます。
※婚活パーティーの場合は、お相手探しがメイン、マッチング後のセッティングなどは主宰する事業者によって異なります。
最近では、婚活アプリで活動をしてみたが、うまく行かず、結婚相談所へ申し込みするケースも増えているようです。
特に、真剣に結婚相手を探す人にとっては、多数という量の問題でなく、お一人に決められる質、サポートの大切さを実感されているようです。
自分の目的がどこにあり、どんな未来を迎えたいのか?を良く考えて、自分に合ったサービス事業者を選んでもらいたいと強く感じています。
#結婚相談所 #ナイスアップライフ
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